2020/10/24 11:46
叶えるのはその想い。
他はその想いのサポートでしかない。
叶えるのは自分の強い想い。
どうして、何のために叶えたいかを
明確にする事で、叶えるに繋がる。
風は遠くに見える山を見ながら話しはじめた。
「前にね。運んでいる間にある種が、
どうしてもココで降りたいと言うんだ。
ほら、アソコに見えるの高い山。
でもソコは、その種の花が咲いてるのを見た事が無くて…
だから、僕は何度も聞いたんだ。
本当にココで良い?と」
『何であの山が良かったんだろ?』
「僕も気になったから聞いてみたんだ。
種はね、こんな風に答えてくれたよ…」
〔心配してくれてありがとう。
でもね、咲けるかどうかはやってみないと分からないでしょ。やってみたいの。
ワタシはね、
ココから綺麗な景色を見てみたいの。
そして、この山でワタシが花を咲かせられたら、皆にもいきたい場所で咲かす事が出来る事を伝えられるでしょ。
ワタシが違う場所で花を咲かせられたら
皆の励みになる。
色々な所で咲かせる事が出来るんだよってね。〕
『でも、花を咲かせられなかったら?やめれば良かったって思ったりしないかな?
後悔しないかな…』
私は何となく不安に思った。
「そうだね。僕もそう聞いた。後悔はして欲しくないしね、
そしたら種はね…
〔花を咲かせられないと思ってたら、
最初からしないよ。
出来る。とワタシはワタシを信じてるから
やるのよ。
出来ないと思ってやったら、出来なくなる、
叶わなくなるしね。
だから、ワタシは出来るとしか思っていないの。
何より、ココに来れて違う土に触れられる事が幸せ。
まずは土と仲良くならなきゃね。
やる事はどこに居ても同じで
いちから一つずつ丁寧に積み上げていく事。
どんな先が待つか楽しみでしょうがない。
風さん、ここまで連れてきてくれてありがとう。また会いにきてね〕
と、幸せそうに話すから、
僕もそれを聞いて、
僕まで楽しみになってきてね、
絶対に花を咲かせるだろうって強く思えたよ。」
風はとても嬉しそうに話した。