2020/10/27 16:26
自分の心と身体をいたわる事を
忘れないように
自分の状態に常に気づけるように
程よい休息を。
風の話に夢中になり
いつの間にか随分と歩いてきてた。
風が
「この先に水場があるから休もう」
と言ってくれた。
『私はまだ歩けるから大丈夫だよ』
と言うと、
「そう?でもね、
歩き疲れる前に休む事で
長く歩き続けられるんだよ。
疲れきってしまってから
休むのとでは全然違うしね。
疲れきってしまったら
心も身体も回復するのに時間が
かかるでしょ。
同じ歩幅で長く歩くためにも
疲れきらないように
休憩しながら行こう」
と風は教えてくれた。
『その通りだね。まだ行ける気がしたけど
お腹も空いたし…
少し休ませて貰うことにするよ。
ありがとう』
私がそう言うと
風はそっと優しく微笑んだ。