2021/02/13 09:03

7.周りの意見を聞ける素直な気持ちが

良い結果を導いてくれる。
良し悪しを見極めながらも
周りの言葉や気持ちを受け入れてみようとする開かれた心が次の新しい扉を開ける鍵となる


私達はまた
太陽が優しく照らしている道を歩き始めた。
周りの草原の草花や木は風が通るたびに優しく揺れて気持ち良さそうにしている。
その様子を見ながら風は話し始めた
「花は沢山の色があって綺麗だよね。
 僕なんて色が無いから羨ましいんだ。
 だから花に触れる度に色々な色に
 なれる気がして楽しくなってる」

『へー、そうなんだ。あなたも周りを
 羨ましいと思うことが有るんだね』

「それは有るよ。でも、その反面
 何の色も無いから、何かに触れる度に
 楽しめる良さも知れたんだ。
 山に行けば山の色、海に行けば海の色と
 凄くワクワクする楽しみ方も
 見つけられた」

『なるほどー。
 無いものにこだわらないで
 ソレをどう楽しむかに
 変えていったんだね』

「そうだね。羨ましいと思ってても
 無いものは無いんだし、
 どうしようも出来ない事に
 しがみついてても勿体ないって思えてね…
 そんな時にこうやって
 他の持つ色に触れた時に
 いろんな色になれている事にも
 気づけたんだよね」

『勿体ないと気づけたから
 次に良い事に目を向けられたんだね』

「そうかもね。だから、皆んなが
 何か他を羨ましいと嘆いている時は
 僕はそれの逆の良い見方を
 一緒に見つけるように
 してるんだ。だって、見方を変えたら
 とても良いことかもしれないのに、
 ソレをただ見つけられないでいるだけかも
 しれないしね」

『そうだね。自分から見るのと
 他から見るのでは見え方が違うしね』

「うん。でも、良い見方を見つけても
 それを受け入れる素直な気持ちが
 無いとやっぱりそのまま
 周りが羨ましいと思い続けてしまい
 苦しい気持ちから抜け出せないでしまう。
 でも逆に素直に見方を変えられると
 皆、気持ちが身軽になり楽になれて
 笑顔が増えていくんだ。」

『皆が笑顔になれたら幸せが増えるね』

「そうだね。
 笑顔を見ると周りも
 幸せな気持ちになって幸せが増えるね」