2021/04/17 08:16
17.先を見て動く事は大切だけれど、焦り過ぎて執着するより、目の前の事や人を一つ一つを大切にしていくのが先に行き着く為の近道となる。丁寧に過ごし、丁寧に接することは周りを思いやる事でもあるけれど
結果自分を大切にしていることへ繋がっていく
桜の木の元に白い鳥達が戻ってきた
私達はそろそろまた歩き出そうと思うと伝えると、桜の木が
〔もう行くのね。
もう少し居てほしかったわ
もう少しすると、綺麗な新緑の葉に
変わって、今とは違う姿を見せれるのに
残念。また立ち寄ってね。〕
『そうなの。見たかったな。
新緑の葉もとても綺麗なんだろうね。』
〔えぇ。とても綺麗!
花も大切だけれど、
葉もとても大切な存在。
花を咲かせるまではその大切さに
気づけていなくて、、
申し訳ないとさえ今は思えるの。
その大切さにも気づけていたら、
花ももっと早く咲かせて
あげられたかもしれない。〕
『どうしてそう思うの?』
〔葉をないがしろにしていた訳では
決してないのだけれど、花にばかり
気を取られて、花が咲かず葉が先に
咲いてしまった時に落胆して
しまっていたの。葉がでてきた時に
ちゃんと出てきてくれて有難うと
思いを伝えて無かったから
後悔していて。
だからその分
今はちゃんと大切に思っていることも
感謝の気持ちも伝えるようにしてるの。
その事に気づいてからかな…
花が咲いたのも〕
『そうだったんだね。
気づけたからこそ流れが良くなって
自然と必要なことが動きだしたんだね』
「うん、その通りだね
木が一つ一つを大切にする事に気づけて
大切にしていることを伝え始めたから
大切にされていると分かった方は
嬉しくなりドンドン成長しようと
思えていくから良い流れが
出来たのだろうね。本当に素敵な事だね
新緑の葉も必ず見にくるよ!」
そう言って風も喜んでいた。